先週までの税制改正の動きを振り返り、今後の予定を確認します。
【税制改正の動き】
<11月30日(木)>
税制調査会小委員会で「主要検討項目(2)」が行われました。
テーマは「国際課税」「車体課税」「納税環境整備(インボイス含む)」でした。
「主要検討項目(2)」と各種報道を踏まえた現時点での新しい情報は次のとおりです。
<個人所得税>
・NISAの抜本的改革
⇒一般NISAとつみたてNISAの両方を恒久化し、非課税期間も無期限化する方向で検討中です。
⇒一般NISAについては手数料が高い投資信託や投機性の高い商品を除外することが検討されています。
・富裕層への課税強化(1億円の壁)
⇒課税強化については現時点で慎重な姿勢が出ており、今回の改正で行われるかは不明です。
<法人税>
・防衛費の財源として法人税などを増税する話が出ていましたが、今回の税制改正では「方向性を示す」にとどめ、具体的にどの税を増やすかまでは決めない方向で調整が進められています。
・「人への投資」を促す優遇税制を検討
(1)DX(デジタルトランスフォーメーション)投資促進税制にDX人材の育成・確保も追加
(2)大学や高専(高等専門学校)の新設に資金支援をする企業を優遇
(3)研究開発税制(オープンイノベーション型)に博士人材の活用も優遇
<資産税>
・教育資金贈与の非課税措置
⇒2年延長で調整中です。
<消費税>
・インボイス制度は11/30に次の3つの案が示されました。
(1)小規模事業者に対する納税額に係る負担軽減措置(案)
対象者:基準期間の課税売上高が1,000万円以下
対象期間:インボイス制度の開始から令和8年9月30日の属する課税期間まで
内容:免税事業者から課税事業者を選択した場合、納税額を売上税額の2割に
(2)中小事業者等に対する事務負担の軽減措置(案)
対象者:原則として基準期間の課税売上高が1億円以下の事業者
対象期間:インボイス制度の施行から6年間
内容:1万円未満の課税仕入れについて、インボイスの保存を不要に(帳簿のみで控除可)
(3)少額な返還インボイスの交付義務の見直し
1万円未満の値引き等については、返還インボイスの交付を不要に
【今後の流れ】
12/6(火) マルバツ審議:各項目について○×などをつけて振り分け
? マル政項目:後日審議する項目について審議
? マル政等処理案:政治的判断が必要なものをさらに審議
? 最終処理案:とりまとめ
12/15前後? 大綱の公表
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