2024年から始まる新NISA制度により、非課税期間が無期限となり、年間の非課税投資枠も拡大されるなど、制度の大幅な拡充が見込まれています。
ただし現行のNISA制度や課税口座からの移管（ロールオーバー）ができないため、投資を行う時期については慎重な判断が求められます。
「新NISA」は現行NISAとは別枠に
現行のNISA制度を活用している場合でも、2024年から始まる新NISAは別枠で活用できます。
そのため、現行のNISA制度による既投資額にかかわらず、新NISAの非課税枠を最大限に活用することが可能です。
新NISAへの移管（ロールオーバー）には注意！
ただし現行のNISA口座や課税口座（一般口座や特定口座など）で金融商品を運用している場合、2024年以降にそれらの口座内の上場株式等を新NISA口座へ移管（ロールオーバー）することはできません。
現行のNISA制度では非課税期間が設けられているため、すでにNISA口座の運用を開始している場合には、その非課税期間が終了した段階で、課税口座に移すか、あるいは一度売却するなどの手続きが必要となります。
したがって2023年中にNISA制度の活用を検討する場合には、新NISA口座へのロールオーバーができないことを踏まえた上で、投資を行うべきタイミングを慎重に判断しましょう。
2024年以降はNISAが大幅に拡充されますが、現行のNISA口座や課税口座からの移管はできないため注意が必要です。
新たにNISA制度の活用を検討する場合には、それらの注意点も考慮したうえで判断してください。
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